お知らせ
8月NEWS
2009.08.10
①税制情報
今月は平成21年税制の改正の中で今話題の自動車税と住宅関連税制について取り上げます。
(1)環境対応自動車の自動車税の減税について
トヨタのプリウス等が車種別販売台数でトップになるなど話題になっています。
一定の排ガス性能・燃費性能を備えた自動車について、平成21年度から平成23年度までの間
に受ける最初の新規・継続車検等の際に、自動車重量税が減免されます。
以下の財務省HPに制度の概要がわかりやすく載っています。
http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/zeisei09/07/index.htm#07a
具体的な減免対象車種などの情報です(国土交通省HP)
http://www.mlit.go.jp/jidosha_fr1_000005.html
(2)住宅ローン減税、自己資金での住宅投資等について
景気対策、土地の流動化、有効活用に資するために、新たな税額控除、特別控除等の制度が
創設されました。
ア、住宅ローン減税の改正=適用期限が5年間延長されるとともに、適用10年間の合計である
最大控除可能額が500万円に引き上げ
(適用期限は平成25年12月31日まで)
イ、長期優良住宅(いわゆる200年住宅)に係る税額控除制度の創設=適用10年間の合計である
最大の控除可能額が過去最高水準を上回る600万円までに引き上げ
(適用期限は平成21年6月4日~平成23年12月31日まで)
ウ、住宅リフォームに係る税額控除制度の創設(バイアフリー改修工事、省エネ改修工事の場合)
(適用期限は平成21年4月1日~平成22年12月31日まで)
エ、平成21、22年に取得した土地等の長期譲渡所得の1,000万円特別控除制度の創設(所有期
間5年超)
オ、平成21、22年に土地等の先行取得をした場合の課税の特例の創設(適用を受ける届出が必要)
カ、土地の売買等に係る登録免許税の軽減税率の据え置き(2年間延長)
などの制度改正がありました。
以下のHPにわかりやすく説明されています。(財務省)
http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/seisei09/01/index.htm#01a
詳しくは当法人スタッフまでお気軽にお尋ねください。
②8月の主な税務
8月の申告や提出の主なものは以下の通りです。
[8月10日]
・7月分源泉所得税(納税の特例を受けている場合は、1月と7月の2回の納付の為今月はありません)
・住民税の特別徴収税額の納付(但し、納期の特例を受けている場合は12月と6月の納付となるため今月はありません)
[8月31日]
・消費税の年税額が400万円超の3・9・12月決算法人、個人事業者の3ヶ月ごとの中間申告書の提出(消費税、地方消費税)と納付
・消費税の年税額が4,800万円超の5・6月決算法人を除く法人、個人事業者の1ヶ月ごとの中間申告書の提出(消費税、地方消費税)と納税(4月決算法人は2ヶ月分)
・5月決算法人で確定申告書の申告期限の延長をした法人の確定申告書の提出(法人税、法人事業税、法人住民税)←納付については7月中に見込納付をしていますが、確定した申告金額と見込納付額の間に差額が出た場合はその差額について納付
注)消費税、地方消費税については提出期限の延長の制度自体ありません。
・6月決算法人で確定申告書の申告期限の延長をした法人の見込納付(法人税、法人事業税、法人住民税)←申告の延長であり、納付の延長ではないためにこのような見込納付となっています。
・6月決算法人の確定申告書の提出(法人税、消費税、地方消費税、法人事業税、法人住民税)と納付
・12月決算法人の中間申告書の提出(法人税、消費税、地方消費税、法人事業税、法人住民税)と納付
・法人及び個人事業者の1ヶ月ごとの期間短縮に係る確定申告書の提出(消費税、地方消費税)と納付
・3・6・9・12月決算法人、個人事業者の3ヶ月ごとの期間短縮に係る確定申告書の提出(消費税、地方消費税)と納付
・個人事業者の平成21年分の中間申告書の提出(消費税、地方消費税)と納付
[8月中において市町村の条例で定める日]
・個人の都道府県民税及び市町村民税の納付(第2期分)
・個人事業税(第1期分)の納付
③スタッフの一言
季節はもう8月になりました。東京も7月下旬に梅雨が明けましたが、その後もぐずついた天気が続いています。
人間、好奇心旺盛なものでして、川の増水などすぐ見に行きたくなります。
それで流されてします人もいるので、皆さん気をつけましょう。
夏の入道雲、セミの大合唱という夏本番がなかなか見られません。
天気も景気もすっきりいきたいところですね。
担当:緒方(東京)