お知らせ
11月NEWS
2009.11.12
①税制情報
<エコカー購入補助金制度について>
景気対策と環境対策の一環として導入された環境対応車、いわゆるエコカーの購入に対する補助金制度は法人も適用可能な制度で、営業用の12トンのトラック・バス等の場合、環境性能車の購入で90万円が国から補助金として支給されます。
補助金の支給には、①一定年数経過した車の廃車を伴わない新車購入補助、②一定年数経過した車の廃車を伴う新車購入補助、の2タイプがあり、①の対象車の新車購入では、乗用車で10万円の、上記のようにトラック・バス等の重量車であれば最大90万円(12トンクラス)の補助金が支給されます。②の廃車と購入のセットの場合、乗用車で25万円、重量車であれば①の2倍の最大180万円もの補助金が支給されることになります。
法人の場合、親会社と100%子会社である完全親子関係の会社等であれば購入会社と廃車会社が別であっても適用を受けられる仕組みとなっています。支給される補助金は、例外なく購入側会社の口座に全額振込まれます。
完全親子会社間等で適用する場合、税務上気になるのが寄付金課税の問題ですが、支給額等をきちんと計上していれば、寄付金の対象にはならないとのことです。したがって、企業グループにとって税務上の不安もなく、この補助金制度を適用できることになります。
② 11月の主な税務
11月の申告や提出の主なものは以下の通りになりますのでご確認下さい。
[11月10日]
・10月分源泉所得税・住民税の特別徴収税額の納付
[11月16日]
・所得税の予定納税額の減額申請
[11月30日]
・所得税の予定納税額の納付(第2期分)
・特別農業所得者の所得税の予定納税額の納付
・9月決算法人の確定申告
・3月、6月、9月、12月の決算法人・個人事業者の3月ごとの期間短縮に係る確定申告
・法人・個人事業者の1月ごとの期間短縮に係る確定申告
・3月決算法人の中間申告の半期分
・消費税の年税額が400万超の3月・6月・12月決算法人・個人事業者の3ヶ月ごとの中間申告
・消費税の年税額が4,800万超の8・9月決算法人を除く法人・個人事業者の1ヶ月ごとの中間申告(7月決算法人は2ヶ月分)
[11月中において市町村の条例で定める日]
・個人事業税の納付(第2期分)
③ スタッフの一言
11月になりました。先月までは台風も発生していましたが、11月に入ってからは、すっかり秋らしくなりました。
空気も乾燥していますので、新型インフルエンザの流行に備え、毎日規則正しく過ごしましょう。
私は、予防策として、うがい・手洗い・十分な睡眠を取るように心掛けています。特に睡眠不足は仕事の能率も下がってしまいますので、睡眠はしっかり取りましょう。
私たちの事務所は、年末には年末調整、年が明けると3月には個人の確定申告、5月には3月決算法人の確定申告・・・と、一年のうちでも忙しい時期になります。この忙しい時期を乗り切るためにも、自身の健康管理をしっかり行い、みなさんのお役に立てるように頑張っていきたいと思います。
担当:山下